
計算カードを使った頭の体操をご紹介させていただきます。
ちなみにこのカードは利用者様のご家族からのいただきものです。以前教員をされていた方です。
計算して答えるだけでしょって??
いえいえそれだけではないのです。
この頭の体操は集団で進行したほうが面白いです。
事前に簡単な計算問題は脳が広い範囲で働くこと、更に答えを声に出すと脳がもっと働くこと、を伝えます。子供の勉強ではないんだよ!ということをしっかり伝えるのです。

まずは足し算。答えが10を越えない、ほとんどの方が難しいとは思わないスラスラ解ける問題を一枚一枚解いてもらいます。
答えは皆さんそれぞれバラバラに答えていただいて結構ですが、『声に出して』答えていただくように働きかけます。
カードをめくる速さを調節することによって難易度を調整することが出来ます。
どんどん早くカードをめくっていけば皆さん思わず笑い出してしまいます。
次に引き算で同様に進行します。
足し算より引き算のほうが難くなるようですが、繰り返していくうちに慣れて来るようです。
次には足し算、引き算のカードを混ぜ合わせ、ランダムに足し算、引き算の問題が出るようにします。
さあ、難しくなってきましたよ〜。
でもこの頃には皆さん食い入るようにカードに集中されています。

そして最後に!
声に出した『答えの数字の分の指を立てる』というアクションを加えます。
カードを見て、足し算なのか、引き算なのかを判断して、計算を行い、答えを声に出して、答えの数に合うよう指を動かすといった一連の動作に、笑いながらワイワイガヤガヤと取り組むことができます。
この日は目の不自由な方も参加されていましたが、皆の答える数字に合わせて指を立てるといった部分的な参加がしっかりと出来ました。
ぜひぜひデイサービスでのプログラムに取り入れていただきたい頭の体操です。
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