80年前に自ら手織りした伝統の「宮古上布」を仕立て直したワンピースで来所された97歳の利用者様の話。
寝たきりになりかけてデイサービスの利用を始められた方のお話です。
お歳は97歳。
食べなくなり、歩けなくなり、寝てばかりになり…そんなタイミングでのご利用だったのですが、日に日に元気になっていかれました。
元気になってくるといろんな変化が出てきました。
笑顔も増えて生きました。
髪を染めたりパーマをあてあたり、産毛の処理までやられるようになり…
ある日宮古上布の着物を洋服に仕立て直したものを着けてこられたのです。
この方が若いときにご自分で織られた宮古上布だそうです。
ななななーんと!嫁入り前の80年前に織られたものだそうです!
ずーっと着けてなかったんですって。
宮古上布といえばとても貴重でとても価値のあるそうそう簡単には手には入りません。
それはもう驚き、なかなか触れることも出来ないものですから職員も各々見せてもらったり、触らせてもらったり、その見事な美しさを褒め称えました。
するとですね?
次の時にはまた別の宮古上布の洋服を着てこられたのです。
また他の日には芭蕉布の洋服でした。
すっかりと人に見られるということを意識して、楽しんでいるのでしょうね。
褒められた、関心を持ってもらえた。
人の意識が変わるきっかけってそんなちょっとの事なのかも知れません。
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