「さようなら」その挨拶が最後の言葉になるかも知れませんよ?

かもさん

2013年09月07日 14:08


コミュニケーションの基本は『挨拶』、ここのデイサービスでは職員の行動指針の中に

『わたしたちは皆様全員にあいさつをする』とあり、毎朝皆で復唱しています。

はい、そうです。当たり前のことです。でもこの当たり前のことさえ出来なかったのです。
以前勤めていた職場でもこの『わたしたちは皆様全員に挨拶をする』という行動指針を掲げていました。

でも実際には職員全員が実行するには至らなかったのです。理由は「忙しい」からです。「おはようございます」と声をかける時間さえ無いというのです。

確かに仕事は役割分担され、入浴当番ともなれば利用者さんのお迎えが終わり次第お昼までずっとお風呂場にいますし、昼食後は再びお風呂場にという場合もあります。入浴のない利用者さんであれば、お送りの時に初めてその利用者さんの顔を見る。そんこともありました。

それでも一言でも言葉をかけて欲しいのです。あいさつをして欲しいんです。

…もしかしたら、もうその利用者さんに会うことはないかもしれないから…です。

そうです、特にご高齢の方であれば家に帰ったあと転倒して…とか急変して…とか、そのまま入院、退院したものの施設に入ってしまったり。…場合によってはお亡くなりになる場合だってあるのです。

あの人に会話どころか「さようなら」も「おはよう」すら言えなかった。…それでは悔やんでも悔やみきれないのです。

いつでもこの人と会えるのはこれが最後かも…頭の片隅にとどめて欲しいのです。

利用者さんにはいつもハッピーな気持ちで家路について欲しいんです。
職員がばたばた忙しそうにして声をかけずらかったり、ましてや職員同士のいざこざを見せたり、利用者さんを叱りつけた下げずんだりするような言葉や態度をみせたり。そんな嫌な気持ちを持たせたまま家路につかせてしまったら、それが最後の記憶になるのかも知れないのです。

今ですか?、今はもちろん全員に挨拶していますよ〜♫、いろんなお話も聞かせていただいています。

最後は笑顔で、笑顔で一日を締めくくれるように意識しましょう! オー!


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